岡山発全国へ 青ネギの魅力を探る

 岡山で密かに作られていた青ネギがありました。
こんなに美味しくて綺麗なネギを見たことない。
どんな人が作っているのか知りたくて出かけてきました。
 一人のおじさんが数年前の青ネギ高騰時、
友人に頼まれて作り始めたのがきっかけ。
研究心と向上心の強いおじさんは、
商売気抜きでただひたすらネギの勉強。
ちなみに、以前は建築業者さん。
無農薬とお水にこだわっていました。
砂地に植えられたネギは抜くときに根を痛めません。
抜いたネギは井戸水で洗いますが、
根が驚くほど真っ白でツヤツヤ。
まさに絹糸のような美しさで、
思わず「綺麗!」と声を出してしまいました。
そして、最後は選別に入ります。
と言っても、品質とか大きさの選別ではなく、
中心の2〜4本を残し全て取り去ります。
「もったいない!取らなくてもお店に並んでいるのは
この程度ですよ」と言ったところ、
「実際に使うときと出荷のときがほぼ同じ状態にならないと
優れた商品と言えない」と惜しげもなく
バサバサと捨てていきます。
つい「捨てるネギの使い道ないかしら?」と
本気で考えましたね。
口コミだけで岡山はもちろんのこと、
京都の老舗料亭までもこのネギを指定してくるそう。
(そうでしょうね。ナットク!)
そして最後のこだわりは、必ず出荷当日の早朝に採取。
だから前日までに必要な量を注文しておかなければ
絶対に配達してくれないのです。
そんなおじさんの夢は
「やっと自慢できる岡山の青ネギが出来た。
こんどは全国の人に喜んでもらいたい」と。
でも、一人では限りがあるのでは?と言ったところ
「そうなんじゃ、ボクはレールを敷いた。
今度は若い人が広げていけるよう頑張って指導し
後継者を育てる」と
ニコニコしながらも毅然とした表情が印象的でした。